「特に何かしたわけではないのに、身体がだるい」
「夕方になると、どっと疲れる」
「肩や腰だけではなく、なんとなく全身が重い」
そんなふうに感じることはありませんか?
しっかり休んだはずなのに疲れが抜けなかったり、以前より身体が重く感じたり。
はっきりとした痛みではないからこそ、「年齢のせいかな」「疲れているだけかな」と、そのままにしてしまう方も多いかもしれません。
でも、その“なんとなくの不調”には、普段の姿勢や身体の使い方が関係していることがあります。
■ 身体は毎日の「小さなクセ」の積み重ね
私たちは日常生活の中で、無意識に同じ姿勢や動きを繰り返しています。
スマートフォンを見るときに首が前に出る。
パソコン作業で長時間座り続ける。
いつも同じ側の肩にバッグをかける。
立っているとき、片方の足に体重をかける。
家事や育児で、前かがみの姿勢が続く。
一つひとつは小さなことでも、毎日繰り返されることで、身体の一部に負担が集中することがあります。
すると、使いすぎている筋肉がある一方で、あまり使えていない筋肉も出てきます。
そのアンバランスが続くことで、肩こりや腰痛だけでなく、「なんとなく身体が重い」「疲れやすい」といった感覚につながることもあります。
■ 「痛いところ」だけが原因とは限りません
身体は、頭から足先までつながっています。
例えば、足元のバランスが崩れると、その影響を補うために腰や背中、肩など別の場所に負担がかかることがあります。
反対に、長時間のデスクワークなどで上半身が前に丸まった状態が続けば、呼吸が浅くなったり、首や肩まわりに負担がかかったりすることもあります。
つまり、
「肩がつらいから肩だけ」
「腰がつらいから腰だけ」
を見るのではなく、身体全体のバランスを見ていくことも大切です。
■ 女性の身体は変化する時期がたくさんあります
助産師として多くの女性と関わってきて感じるのは、女性の身体は一生の中で何度も大きく変化するということです。
妊娠・出産はもちろん、仕事や子育てによる生活の変化、そして更年期など、身体の状態はずっと同じではありません。
若い頃には気にならなかった疲れが残るようになったり、今まで平気だった姿勢がつらくなったりすることもあります。
だからこそ、「昔は大丈夫だったから」と無理を続けるのではなく、今の自分の身体がどんな状態なのかに目を向けてあげることが大切だと思っています。
■ こんな方は、一度身体全体を見直してみませんか?
・寝ても疲れが抜けにくい
・夕方になると身体が重くなる
・肩こりや腰痛を繰り返している
・長時間のデスクワークやスマホ時間が多い
・立ち仕事が多い
・家事や育児で前かがみになることが多い
・以前より疲れやすくなったと感じる
・特定の場所だけではなく、全身がなんとなくつらい
思い当たることがあれば、身体からの「少し休んで、今の状態を見て」というサインかもしれません。
■ 自分では気づきにくい「身体のクセ」
施術の中で身体に触れていると、ご本人が気にしていた場所とは違うところに緊張が見られることもあります。
普段何気なくしている姿勢や身体の使い方は、自分ではなかなか気づきにくいものです。
「いつも右側に体重をかけているかも」
「そういえば、バッグはいつも同じ肩にかけている」
そんな小さな気づきが、自分の身体を見直すきっかけになることもあります。
Amani Nestでは、そんな身体の小さなサインにも目を向けながら、その方に合わせて身体全体を見ていくことを大切にしています。
■ まとめ
「なんとなくだるい」
「最近、疲れやすくなった」
そんな感覚は、つい後回しにしてしまいがちです。
もちろん、強いだるさが続く場合や、急に体調が変化した場合などは、医療機関への相談が必要なこともあります。
一方で、毎日の姿勢や身体の使い方を振り返ることで、自分では気づかなかった身体のクセが見えてくることもあります。
不調が強くなるまで我慢するのではなく、ときどき自分の身体に目を向けてあげてくださいね。
身体は毎日、いろいろな形でサインを送ってくれています。
その小さなサインに気づくことも、自分の身体を大切にする第一歩です。
🌿助産師が伝える身体のサインシリーズ🌿
✔ 第7回(今回)
なんとなく身体がだるい…その不調、姿勢と身体の使い方が関係しているかもしれません
▶ 次回予告
冷えやむくみが気になる…身体の巡りと筋膜の関係
「足が冷える」「夕方になると靴がきつい」「身体が重く感じる」など、女性からよく聞くお悩みを取り上げながら、身体の巡りについて考えてみたいと思います。

